【2025年完全版・全38種】営業職の将来性の高さをランキング形式で徹底解説!

一口に営業職といっても様々な職種があり、職種によって将来性の高さは大きく異なります。
この記事では職種別の将来性の高さを解説していきますので、営業職で転職活動をする方は是非参考にしてください。
なお、本記事での将来性の高さとは「将来選べる選択肢が広がる度合の高さ」を指しています。
営業職将来性の高さランキング
さっそくですが、営業職種全38種の転職難易度ランキングを発表します!
なお、こちらはあくまで目安であり個別具体の会社によって将来性は異なる点ご留意ください。Dランクの職種でもAランク並に将来性が高い会社やその逆も存在します。さらに、Dランクの職種でも難易度の高い業務に積極的にチャレンジするなど成長機会を取りにいくことで当然評価を変えることができることは言うまでもありません。
以下表は例えば将来性がCランクの職種だと営業職の転職難易度をランキング形式で徹底解説!の記事で記載されている難易度Cランク以下の職種で内定が取りやすくなるという見方になります
将来性 | 職種名 |
Sランク(非常に高い) | ・ITセールス ・インサイドセールス ・フィールドセールス ・カスタマーサクセス ・M&A仲介営業 ・Web広告営業 ・キャリアアドバイザー ※条件付き ・人材営業(RA)※条件付き ・コンサルティングサービスの営業 ※条件付き |
Aランク(高い) | ・営業代行(無形商材) ・キャリアアドバイザー ・保険営業(ライフプランナー・FP型) ・保険営業(法人向け保険営業) |
Bランク(標準) | ・営業代行(有形商材) ・ITセールス(即決系) ・不動産営業(売買仲介・新築販売) ・代理店営業(無形) ・派遣営業 ・SES営業 ・求人広告営業 ・インフルエンサーマーケティング営業 ・人材営業(RA) ・コンサルティングサービスの営業 ・カウンター営業、販売(数値を追っている×高単価商材) ・保険営業(代理店営業) ・証券営業 |
Cランク(やや低い) | ・メーカー営業 ・卸売り営業(専門商社) ・代理店営業(有形) ・メディア営業 ・カウンター営業、販売(数値を追っている×低単価商材) ・買い取り営業 ・不動産営業(土地活用や投資など) ・テレフォンアポインター ※インサイドセールス職へは転職しやすい ・人材コーディネーター ※キャリアアドバイザー職へは転職しやすい ・保険営業(訪問型保険営業) ・団体保険営業(団体保険営業) |
Dランク(低い) | ・カウンター営業、販売(数値を追っていない) |
職種別に将来性の高さを解説
それでは職種別に将来性の高さについて、解説していきます。
Sランク(非常に高い)
ITセールス
法人向けIT営業での経験は、無形商材法人営業の経験を積むことができ、IT知識も身につけることができることから難関職種であるSaaS営業含め幅広い職種の中から選択し転職をすることが可能になります。
インサイドセールス
顧客ニーズを聞く傾聴力、情報収集能力、ツールを活用する能力を身につけることができます。日本では、まだインサイドセールスが流入してきて間もないため、スペシャリストと呼ばれる人は多くないのが現状ですが、近年はサブスクリプション型のサービスが普及し始めており、このサブスクリプション型のサービスは、主にPCやスマートフォンを利用してインターネット上で申し込めることから、インサイドセールスとの相性が良く、将来的にインサイドセールスの需要はますます高まっていく見込みです。
フィールドセールス
SaaSセールスを通じて、課題解決能力、データ分析力、IT知識など高いスキルが身に付けられ、将来的にセールスリーダー、プロダクトマネージャー、カスタマーサクセスなど多様なキャリアパスがあります。
IT/SaaS市場は急成長しているため今後も需要が拡大していく可能性が高く、IT/SaaSで培ったスキルや経験は市場価値が高いと評価をうけます。
カスタマーサクセス
SaaS企業が増加していく中、顧客のニーズに応え続けることが求められるため、カスタマーサクセスの需要が高まり、将来性は非常に期待出来ます。
ヒアリング力、課題解決力、関係構築力、データ分析力等、総合的に身に着けることができ、営業としてプロフェッショナルになれるため、市場価値が非常に高くなる職種です。
M&A仲介営業
専門性の高いスキルと幅広いビジネス知識、タフさを身につけられるため、キャリアの可能性がとても広いものの、圧倒的に稼げる職種であることから、他職種にへ転職するよりも同職種内でキャリア構築していく傾向が強いです。
Web広告営業
デジタル広告市場は拡大中。AIやデータ活用の進化により、今後も高い需要が見込まれます。スキルを磨いていくことで独立も視野に入れることができます。
キャリアアドバイザー ※両面型の場合
両面型のキャリアアドバイザーは法人個人両方の営業経験を積むことができ、転職時に幅広い選択肢を得ることができます。
ヒアリング力、提案力、課題解決力が身につき、スキルを磨いていくことで独立も視野に入れることができます。
人材営業(RA) ※採用成功に向けた課題抽出やら提案まで実施している場合
課題発見力・提案力・交渉力などが向上し、営業力を高めていくことができます。
人手不足のトレンドは続いていく見込みであり、採用のプロとして人事、採用コンサルやBPO、RPOなどのキャリアパスも選択肢として取れます
コンサルティングサービスの営業 ※商談や設計・運用なども実施している場合
無形商材であり、競合や類似サービスも多く受注難易度も高いため量だけでなく戦略的な営業活動の経験を積むことができ高い評価を受けることができます。
ドメイン知識も身につくため、同一領域への転職はさらに行いやすくなります。
Aランク(高い)
営業代行(無形商材)
クライアントワークで数値へのコミットメントが高く求めらえるため、行動量を担保する仕事へのスタンスや、PDCAを回し成果を出す力が身に付きやすいです。また担当する商材が一定期間でかわるため、短期的にキャッチアップを行い成果を出す力(再現性高く成果を残す力)も身に付きます。商材が無形で大手のSaaS案件なども多いことから、難関であるSaaS事業会社の営業職への転職の道も開きます。
キャリアアドバイザー ※片手型
片手型の場合、法人営業の経験を積むことができないため選択肢の幅は両手型に比べ1段下がってしまいます。
しかし、ヒアリング力・提案力・課題解決力を身につけることができ量×質両面で営業力を上げることができることから高い評価を受けやすい職種といえます。
保険営業(ライフプランナー・FP型)
富裕層・経営層を相手にするハイレベルな営業スキルを身に付けていることから、コンサル型・提案営業の経験がそのまま他業界でも活かすことができ、「法人営業」「高額商材営業」「コンサル職」「独立」などにキャリアチェンジしやすいです。
保険営業(法人向け保険営業)
BtoB営業スキルを鍛えることができ、かつ経営者や役員への提案経験をつむことができる点から「SaaS営業」「無形商材営業」「経営コンサル」などへもキャリアチェンジを狙うことができる職種です。
Bランク(標準)
営業代行(有形商材)
クライアントワークで数値へのコミットメントが高く求めらえるため、行動量を担保する仕事へのスタンスや、PDCAを回し成果を出す力が身に付きやすいです。また担当する商材が一定期間でかわるため、短期的にキャッチアップを行い成果を出す力(再現性高く成果を残す力)が身に付きやすい特徴があります。
商材が有形であることからIT業界への転職ハードルは一定ありますが、20代であれば営業代行(有形商材)の経験+ポテンシャルで十分キャリアチェンジが狙えるなど将来への選択肢は広がっており、また営業代行(有形商材)からの転職時に大幅に年収アップすることも少なくありません。
ITセールス(即決系)
ITの技術的な知識や課題解決の能力が身につくので専門性の高いスキルが身に着けられます。顧客の課題を理解し、最適なITソリューションを提案する能力を磨くことができるので、「課題解決型営業」のスキルは他の業界でも応用可能、どの企業での挑戦しやすいスキルを身に着けられます。
不動産営業(売買仲介・新築販売)
▽オフィス仲介
法人営業の経験を積むことができ、シェアオフィスやコワーキングスペースの利用が増加し、仲介のビジネスチャンスは今後も広がる可能性が高いです。
単なる「物件紹介」ではなく、企業のオフィス戦略やコスト削減提案など、価値を生み出すソリューション営業を積むことが出来ます。
▽用地仕入れ
地主・販売主・不動産仲介業者・デベロッパー・行政など、様々な関係者と交渉を行うので、交渉力などを身に着けられます。不動産の法律(都市計画)、税金・ファイナンス(固定資産税、譲渡税、不動)など、専門知識が身につき、他の不動産業務(売買・管理・投資)にも転用可能です。
代理店営業(無形)
スキル面では市場を把握し販売戦略を組織に落とし込み、売上に繋げることが求められることから企画力やマネジメント力、市場調査・分析力が身につきます。
派遣営業
タイミーやシェアフル、メルカリハロなどのスキマバイト市場が伸びており、派遣会社の競合も多く大手でない限り将来性は高いといえない部分があります。
一方で、派遣営業を経験することで人材業界や有形商材ルート営業などへの転職は比較的容易になります。
SES営業
派遣営業の特性に加えIT知識も身に着くという要素がありますが、選択肢の広がりという意味では採用成功に向けた課題抽出やら提案まで行う条件下の人材営業(RA)より一段落ち、派遣営業と同等程度となります。
求人広告営業
求人市場は常に需要があるが、景気やAIの影響を受ける可能性があります。ただし、未経験から挑戦しやすい無形商材の営業でありつつ汎用性の広い人材業界の仕事であるため次のキャリアに繋がりやすい特性があります。
インフルエンサーマーケティング営業
SNS広告市場は拡大中で、インフルエンサーの影響力も強まります。ただし、プラットフォームの変化や市場の成熟により、将来的な不安定要素もある中、将来的な選択肢の広がりややや限定的になりがちです。
人材営業(RA)
採用成功に向けた課題抽出やら提案まで実施している場合、将来的な選択肢は広がりますが行動量をこなし新規契約獲得を重ねるタイプのRA業務に主として従事している場合、評価は限定的になる傾向です。
コンサルティングサービスの営業
商談や設計・コンサルティングサービスの提供まで一気通関で実施している場合市場評価が高まり将来的な選択肢が広がりますが、商談設定のみ実施しているなど行動量をこなし新規商談獲得を重ねるタイプの業務に主として従事している場合、評価は限定的になる傾向です。
カウンター営業、販売(数値を追っている×高単価商材)
個人で数値を追っており、高単価商材を扱っている場合販売職においても将来的な選択肢は広がります。
保険営業(代理店営業)
数多くある商材の中から最適解を選ぶため、比較力、提案力は評価されます。また店舗運営・スタッフ育成経験があれば管理職候補に転用も可能です。
証券営業
提案能力、交渉力、関係構築能力を養うことができ、強靭なメンタルを鍛えられるため他の営業職にもキャリアチェンジ可能な職種です。
Cランク(やや低い)
メーカー営業
ルート営業が中心であり顧客との関係構築スキル以外のスキルが身に付き辛いことから、他営業職種で評価を受けにくい傾向にあります。また、営業としてKPIや売上目標を意識する機会も少なく、営業として数値を追っていく力が高い、という評価を受けにくい傾向にもあります。
卸売り営業(専門商社)
業界全体ではIT化、DX化が進んでおり縮小気味です。(ECサイト、直販をしているメーカーも多くなっている)
ただし上記が進んでいても、医療系やヘルスケア領域は需要が高く工業系、機械系精密部品領域は専門性が高いです。
基本的には交渉力、関係構築力、市場分析力は身に付くが、新規営業など量をこなす営業ではないため、転職市場からの評価はされ辛い傾向にあります。
代理店営業(有形)
有形商材は商品の特徴や市場優位性を視覚的伝えやすいため、扱う難易度が無形に比べて低い傾向にあります。その中で代理店営業となると、自身でエンドユーザーへ販売するわけではないため、自社商品を売ってもらうとった関係構築力やある程度の戦略性があればこなせてしまうことから、転職市場からの評価はされ辛い傾向にあります。
メディア営業
伝統的なメディアの広告市場は縮小傾向。デジタル広告に押され、今後の成長は期待しにくいです。商材的にニーズのヒアリングや提案力を伸ばし辛い面があり、結果として転職市場からの評価はされ辛い傾向にあります。
カウンター営業、販売(数値を追っている×高単価商材)
個人で数値を追っているものの、低単価商材を扱っている場合営業難易度が低いとみなされ転職市場からの評価はされ辛い傾向にあります。
買い取り営業
リユース市場自体は伸びており、今後も需要が増える可能性が高いため業界内でのキャリアのみ考えた際はステップアップの可能性は高いです。
一方個人営業がメインであり反響型の営業職であることや商材的にヒアリング力や提案力を伸ばし辛い面があることから転職市場からの評価はされ辛い傾向にあります。
不動産営業(土地活用や投資など)
業界的に情熱や行動量重視で営業する会社が多いため、30代になると同業界ないしは同様の仕事内容(飛び込み営業)をする営業でないと転職が難しくなってしまう傾向にあります。
テレフォンアポインター ※インサイドセールス職へは転職しやすい
20代(特に前半)であれば、一定の行動力が担保できると判断されるため、そのほかの営業職(特にインサイドセールス)へのジョブチェンジはしやすいです。ただし30代になるとテレアポの経験のみになると格段に他職種への転職が難しくなる傾向にあります。
人材コーディネーター ※キャリアアドバイザー職へは転職しやすい
個人営業で既存営業でマッチング業務がメインになってくるため、キャリアコンサルティングの要素が薄く、人材系の他職種に比べると身につくスキルは少なめです。ただし人材業界としての専門性を高めていくことができるためCA・RA(特に同業界)への転職可能性を広げることができます。
保険営業(訪問型保険営業)
飛び込み・人間関係構築力は評価されるが、紹介・人脈頼みの営業スタイルは、再現性が低いと見なされやすいです。
団体保険営業(団体保険営業)
長期的な信頼関係構築・顧客管理スキルを身に着けているので、そこを活かした転職は可能です。ただルート営業寄りなので攻めの営業スキルが身についておらず、業界を変更してのキャリアチェンジにはやや不利な傾向にあります。
Dランク(低い)
カウンター営業、販売(数値を追ってない)
顧客折衝業務ではあるものの、数値を追っていない(目標がない、実績がはっきりしていないなど)場合営業経験としての評価がつき辛く、転職時にアピールが難しくなる傾向にあります。
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